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さいたま市の児童養護施設で、中高生向けに卓話を開催。「18歳で施設を卒業、モデルになるまで」


日付:4月28日

場所:さいたま市内 児童養護施設

主催:大宮東ローターアクトクラブ

参加者:約20名(中高生 女子:5名・男子:4名)

 

ご参加いただいた皆様、足を運んでいただきありがとうございました!

 

 

 

子どもたちに向けて話をするのは、今回が初めて...

 

周りの施設職員や、施設出身者に聞き取りをして、「中高生ってどんな話が聞きたいのかな〜」とじぶんなりに内容を固めて、登壇しました。

 

 

わたしが常日頃発信しているのは、【じぶんの気持ちに正直になって行動すれば、夢は叶う!】ということ。

 

わたしだって、最初から『モデル』になれたわけではありません。

卒業してからの抱き始めた将来への不安や孤独感、「施設出身者」というレッテルにとらわれ、友達と壁をつくってしまったこと。そして、そんなじぶんを卑下にしてしまい、夢と現実に苦しんだ日々について、子どもたちに包み隠さず打ち明けました。

 

 

 

ミスユニバース茨城県大会の話から一転、不安や孤独感をもって生きていたわたしの話を聞いて、徐々に子どもたちの視線がこちらに向くように...

 

18歳で施設を卒業して20歳のころ出演したニュース番組の映像を流したところ、さらに子どもたちの集中度が高まるのを感じました。おそらく映像を通じて子どもたち一人一人が、肌で【18歳で卒業することの壁】を、感じ取ってもらえたのだと思います。

 

 

ただ、わたしは、たった一人の力で、夢を叶えたわけではありません。

世田谷区が始めた施設出身者のための支援事業【フェアスタート事業】を利用することにより、生活費に最低限の余裕が生まれ、夢だったモデルへの道を歩むことができたのです。

 

現在、児童養護施設出身者を対象にした支援プログラムは、施設職員が把握できる数を越え、本当にたくさん増えました。そういった情報を「じぶんで知ること」。これが、子どもたちの未来を変えるきっかけとなることは、言うまでもありません。

 

わたしのこの経験から、子どもたちにこう伝えました。

 

「じぶんに必要な情報を知り、うまく活用すれば夢への道は開いていく!」

「そのために、じぶんのやりたいことを知ることも大事だよっ!」

 

 

 

児童養護施設でじぶんの話したいことを話しきったのは、今回が初めて。

1時間も話していたじぶんにビックリです...

 

それでもこうして、大勢の方が休日にもかかわらず足を運んでくださったこと、そして何より、施設長を始めとした施設関係者のみなさんが温かく迎え入れてくださったことに、こころから感謝いたします。

 

夜の遅い時間にもかかわらず、話を聞きにきてくれた中高生のみんな!

本当にありがとう♡

 

育った場所は違えど、同じ施設出身者として、みんなの明るい未来を誰よりも応援しています!

 

 

 

 

田中れいか

 

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コメント: 1
  • #1

    長谷川邦明 (火曜日, 14 8月 2018 11:23)

    ホームページ、拝見させていただきました。m(__)m 色々様々な苦労を乗り越えて、今のれいかさんが、いらっしゃることわかりました。これからも、様々な発信で、同じ境遇の方々の励みになるといいですね